お多福真珠|Otafuku Pearl





蒔絵とは、
漆工芸の代表的な技法の一つです。

漆で絵や文様を描き、漆が固まらないうちに
蒔絵粉(金・銀などの金属粉)を蒔いて
表面に付着させ装飾を行います。

粉を蒔いて絵にすることから「蒔絵(まきえ)」と呼ばれています。

日本での蒔絵の起源は奈良時代に制作された
「金銀鈿荘大刀(きんぎんでんそうからたち)」と言われる鞘の装飾に使用されていたと言われています。
この技法を「末金鏤(まっきんる)」といいます。

平安時代から「蒔絵」と呼ばれるようになり鎌倉時代に
平蒔絵・研ぎ出し蒔絵・高蒔絵などの基本的な技法が完成しました。

工程

型押し・線描き

まずは「線描き」をします。
型紙を使うときは「型押し」を行った後に「線描き」をします。

粉蒔き

線描きの漆が乾く前に金粉を蒔いて漆にくっ付けます。

擦り込み・研ぎ・磨き

まずは「線描き」をします。
型紙を使うときは「型押し」を行った後に「線描き」をします。

①線描き

描きたい模様の下絵を漆で描く作業です。

型紙に描きたい模様を描きます。
次にその模様を漆でなぞります。
その型紙を蒔絵をしたい面に乗せて擦りつけます。

型紙を使う場合は「型押し」のあとに「線描き」という手順になります。
細かい線を描く場合はこのような筆を使います。

②粉蒔き

次は蒔絵の技の見どころの「粉蒔き(ふんまき)」です。

線描きの漆が乾かないうちに金粉を蒔き漆にくっ付けます。

粉蒔きは「粉筒(ふんづつ)」という
道具を使います。
筒の片方にはメッシュのようなものが付いています。
粉はメッシュのない方から入れ、
メッシュのある方を下にして粉を蒔きます

この状態で粉筒を指でトントンとたたき、
金粉を少しづつ蒔いていきます。

③擦り込み、研ぎ、磨き

金粉を蒔き終えたら「擦り込み」という作業をします。

これは、金粉を蒔いた表面に漆を擦り込んで金粉の間の隙間を埋める作業です。
擦り込んだ漆で金粉を接着・固定します。

擦り込んだ漆が乾燥したら「砥ぎ」を行います。
表面を耐水ペーパーで研磨することで、
余分な漆が削られ金も綺麗に磨かれ明るく美しくなります。
このあと、再度擦り込みを行います。

さらに、コンパウンド、磨き粉…と研磨する材料を変えながら研ぎと擦り込みを繰り返し表面をより滑らかにします。

最後に「磨き」を行います。
少量の油を使って表面を磨き上げ完成です。

お多福パール×蒔絵作品の一例

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日本の伝統工芸や匠により制作された商品群
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虎の文様の木目金
陰陽思想を反映した陰と陽を
対比させバランスを保つことの大切さを表現